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ジョブコーチ活動報告 その165:更新日29年5月24日

 私の好きな言葉の一つに、「人間万事塞翁が馬」があります。今でも何かある度に考えさせられる言葉です。
 今年で勤続4年目を迎えるAさん(30代男性・発達障がい)は、配食系の会社で事務業務をされています。もともとコミュニケーションにあまり自信が持てず、職場での相談は必要最小限になっていたAさん。仕事柄女性が多くいらっしゃる環境で、休憩は黙々と過ごすことが多い様子で、その時々に溜め込んだ気持ちをうまく吐き出せないことがありました。    
 仕事では「よく頑張っており、助かっている」と評価され、契約社員からAさんの希望でもあった正社員へ登用され、ますます張り切られました。それからは、イレギュラーな仕事を頼まれたり、歓送迎会など業務外のイベントがあったりすると、不安定になることもあり、主治医から必要なら頓服を飲んでも良いと言われていました。すぐには薬に頼りたくないAさんは少しでも気持ちを晴らそうと、何かあると休憩時間にセンターへ連絡するようになりました。電話は1日5分程ですがほぼ毎日という週もあり、そのような支援は長期的に厳しいのではと思い、私はきっかけをうかがっていました。
 そんなある日、Aさんが新しい仕事を任されました。そこで業務量が増えペースを掴めず、スタッフから厳しく指摘されたAさんは電話口で「転職しようかな」と動揺しています。これまでで一番後ろ向きの言葉だったので、一時は職場訪問まで検討しましたが、そこで冒頭の言葉を思い浮かべ、まずはナチュラルサポートをより引き出すために、Aさんから上司へ直接相談してみてはと、背中を押すことに…。
 後日、Aさんから電話があり、「上司に話すと親身に聞いていだだき、業務量を調整することになった」と、晴れやかな声で報告がありました。Aさんから「会社で相談できると思うと、働きやすくなりました」と聞いて、私も嬉しくなりました。それ以降、電話の頻度はというと月に1、2回はありますが、ピンチをチャンスに変えられたAさんをこれからも陰ながら応援していこうと思います。

 ジョブコーチ T

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